葬儀の費用について

ご葬儀プランをご覧になって、高い！安い！と感じるのは人それぞれの価値観や状況で異なります。
「お金をかけた葬儀だから良かった。」
「お金をかけない葬儀だから悪かった。」という判断は間違いだと思います。

わたしたちは、お客様が
「故人さまのために、自分ができることをせいいっぱいしてあげたい」という想いが込められていたのなら、
「ご家族さまに愛されて、故人さまは幸せだったな」「いいご葬儀をお手伝いできてありがたかった」と思います。

最期に　精一杯、心を尽くすことができたなら

最期まで愛をもって接することができたなら

故人さまとの思い出を想い返した時に「後悔」することもないのではないでしょうか。

そうすれば、残りの人生を、前を向いて・上を向いて・しっかり歩いていける　のではないでしょうか。

わたしたちは、お客様が、故人さまのため、ご自身のために心残りのない　ご葬儀を執り行っていただくためお手伝いさせていただいております。

故人様の搬送・お着替え・ご遺体の管理・市役所など公的機関への資料提出や証明書などの取得・火葬場の予約・僧侶や神主とのスケジュール調整・骨壺・棺・お花、お弁当、ドライアイスの手配など、全てをご家族さまに任せたらどうなるでしょうか？
故人さまとのお別れをゆっくりできるでしょうか？

私は父の葬儀を自分たちで出したかったので西山葬祭で行いました。

他社様にお願いをする方法もありましたが、仕事が無い日でも西山葬祭の事務所で過ごして、読書を楽しんだり、掃除をしたり、機材のメンテナンスをしたり・・・父が愛したこの場所で見送ってあげたかったからです。何より、家族全員で協力して父の葬儀を執り行い、「ちゃんとできたでしょ？」「だいじょうぶだからね。」「安心して、そっちで啓太（弟）とのんびりすごしてね！」という想いを伝えたかったのです。

しかし、西山葬祭は家族経営ですので、普段、自分たちがしている仕事をこなしながらお客様をもてなし、式が始まる5分前に喪服を着るという、父の顔をゆっくり見る間もない、語りかける間もないほどあわただしい時間となってしまいました。

自分の父の葬儀なのに、何も考えることができない、事務的にこなすだけの心の入らない葬儀でした。

私と同じような後悔をお客さまにはしてほしくありません。

通夜式、葬儀式、告別式はあっという間に過ぎ去ります。

この限られた時間を　ご家族さまには、故人さまとのお別れに集中していただきたいです。

故人さまのお顔をゆっくりみつめながら、一緒に思い出を語りあってほしいです。

心残りの無いお見送りができたご家族のお顔は本当に違いますし、そのお顔を見ると、わたしたちも安心できます。