快適な暮らしに欠かせない断熱性能[2]

冬は寒くて底冷えして家事がつらいので、暖かい住まいにしたい!

窓も閉まっているし、暖房器具もフル稼働しているのに、なぜ寒いの?

それは、家の断熱性が低いからです。

断熱性が低いと、壁や床、天井、窓から暖かい熱を奪われて、室内温度にムラができ、冷たい空気は下に溜まり、暖かい空気は上に溜まります。このような空気の動きや建物からの熱の影響を受けて不快に感じるのです。

一部の部屋だけ暖めても、それ以外の部屋は寒いままです。

暖かい部屋から、寒い部屋へ移動する時の温度差は大変危険です。血圧が急に上下してしまい、「ヒートショック」の危険性が高まります。

どうすれば家全体が暖まるの?
ポイント1 建物をしっかり断熱する

壁・床・天井の断熱をしっかりするのはもちろんですが、一番熱の流出が多いのは窓です。断熱性の高い窓を使うことで、熱の流出を抑えることができます。

ポイント2 各部屋を暖める

各部屋を暖めて、温度差を小さくすることで血圧の変動を減らすことができます。 部屋の温度は18℃以上がおすすめです。

ポイント3 窓から入る太陽光を利用して暖かくする

南側の窓を多く広くすることで、よりたくさんの太陽光を取り入れます。冬は太陽の高さが低いので、部屋の奥まで太陽光が入ります。夏の日ざしの量の約2倍です。ムダなく活用しましょう。

快適な暮らしに欠かせない断熱性能