コオニタビラコ(子鬼田平子)
イチョウ科
雌雄異株

 

@データ
 キク科の越年草。北海道を除く全国の田起こし前の水田やあぜなどに生育し、春の七草に言う「ほとけのざ」の事です。ロゼット状に寝葉を広げ、春に茎立ちして、高さ10cm程になり小さな黄色の頭花をつけます。小葉は長さ10cm〜15cmの不定形で、茎、葉とも無毛。

 

 

 

 

A採り方
 姿形や茎葉を切ると白い汁がしみ出すろころがタンポポと似ていますが、全体に小型で葉の先が大きく亀甲状になっているので識別は簡単です。食用の対象は葉、茎、花などですが、ぐるりとロゼット状に広がった葉を包み込むようにスコップ等で根切りして採ります。

 

 

 

 

 

 

B食べ方
 アクと苦味が強いので、ゆでた葉は、流水にさらしてからお浸しや和え物にします。また、良く水を切って、しょうゆ味の炒め物にしたり、辛味と相性が良いので、ここに七味唐辛子を振っても良く、またサンショウを加えた佃煮などにも向きます。天ぷらにする場合はあく抜きは必要ありません。なお、これらの料理には、冬葉でも宜しいですが、早春の若葉を利用すると味が引き立ちます。
四季の風景冬の山菜>>コオニタビラコ(子鬼田平子)