東九州自動車道鹿児島・宮崎建設促進期成会(会長・山下栄鹿屋市長)は27日、鹿屋市のホテルさつき苑で17年度定期総会を開き、重点課題に、新直轄区間で整備する「志布志〜末吉財部間」及び「清武〜日南間」において一部で地元設計協議が始まり前進を見ているが整備期間は最長15年とされ、今後の社会情勢によってさらに延びる可能性があり建設スピードを加速させることを要望。また、道路特定財源の確保を図り、新直轄方式と料金収入を最大限活用し建設促進を図ることも確認した。
　冒頭、山下会長が「大隅から鹿屋串良間において、また近々、清武から北郷間においても地元設計協議が行われ大きな節目となる。九州の西岸は、新幹線や西回り自動車道の整備が着実に進められ、西高東低が続き東九州自動車道の早期整備が望まれる」と挨拶。
　来賓祝辞では､長井義樹大隅河川国道事務所長が｢道路づくりは地域づくりそのものだ｣と述べ､真下和彦県土木部次長は｢財政状況が厳しい中､高速交通ネットワークの整備は重点的に行いたい｣と語り､宮崎県の野口高速道対策局長は｢県境を超え一体となって早期整備を要望したい｣と言葉を寄せた｡日本道路公団の徳丸昌敬鹿児島工事事務所長は｢大隅から末吉財部間で残りの下部工と菱田川橋で一部上部工､土工部分も着手したい｣と今年度を見通し｢1月から民営化されるが今まで以上に一丸となって早期完成に努めたい｣と語った｡
　事業計画には(1)大隅〜末吉財部間の早期完成(2)志布志〜鹿屋串良〜大隅間、清武〜北郷〜日南間の早期着工(3)日南〜串間〜志布志間の整備計画区間への早期格上げ(4)道路特定財源の確保・など。
　その後、志布志〜鹿屋串良〜末吉間建設促進協力会(会長・慶田泰輔志布志町長)も定期総会を開き、地元設計協議が始まった鹿屋串良〜大隅間(17・7キロ・主な構造物は橋梁9基)は31日も曽於郡大崎町と有明町でも行われる。
　

5/25〜5/31 (5/29・30休刊日)の主な紙面

• 横川小校舎、中央公民館改修など盛り込む　−横川町の過疎地域自立促進計画(17〜21年)
• 県都計審の議決を得て着工　−サンケイ工業　木くずの破砕施設3基整備
• 公共25.4%県単15.2%333.6億円を契約　−県土木部の4月末公共事業執行状況
• 県建設業協同組合・同連合会の総会　−第三者賠償共済事業の推進
• 法規の周知と啓発など柱に　−県冷凍空調工業保安協の28回総会
• 前年比34.4%減の111.4億円　−4月の県内公共工事動向

• 伊集院町に新店舗年内オープン目指す　−コープかごしま17年度事業計画
• 用水路のパイプライン化など実施　−県営農村振興総合整備あいら地区の計画
• 受注機会の拡大など重点に　−県舗装協会の第10回通常総会
• 個人保護法への適切な対応など　−鹿児島市管工工事協同組合の通常総会
• 小規模工事で低い傾向　−薩摩川内市の16年度工事検査結果
• 新会長に米盛正豪氏選出　−県火薬保安協会の第39回総会

• 基本設計は県住宅供給公社　−(仮称)松陽台団地の整備
• 五洋建設・竹下工業JVの施工　−鹿児島医療福祉専門学校の増築
• 来月から「エコウィル住宅ローン」がスタート　−南銀と日ガスが業務提携
• 経営基盤の向上を柱に　用貝氏(有迫組)に永年勤続表彰　−西協の第33回通常総会
• 中小企業振興を目指した支援を　−県中央会の17年度通常総会　12月8日に創立50周年記念式典
• 3期ぶりにマイナス　−民間企業設備投資動向調査の結果

• 新直轄方式と料金収集で建設促進　−東九州自動車道鹿児島・宮崎建設促進期成会の総会
• 五洋建設の施工　−(仮称)「クレアシティ堀江町�U」
• ちゅら・沖永良部島(和泊町)汚泥再処理センター(名瀬市)を整備　−奄美群島振興開発事業計画
• 受注量確保など重点に　−県建築協会の第44回通常総会
• 南九州最大の配送センターを目指す　−初村第一倉庫が臨空団地に初進出
• 19年度新制度施行を目指す　−第5回薩摩川内市の行政改革推進委員会

• 橋梁はPC橋とメタル橋2基計画　−鹿児島市の都市計画道路「高麗通線�U期」
• 10町1村に425基を内示　−大島郡内の浄化槽設置整備事業
• 事業への国庫補助拡大を　−県水道協会の17年度総会
• 組織を強化する決議採択　−県商工会連合会の第44回通常総会
• 本県では6人受賞　−優秀施工者・建設マスター発表
• 技能祭りへ積極的参加など　−県タイル工業協同組合壮年部の総会