県営住宅建設事業で新たに桜ヶ丘団地（鹿屋市）に着手するのを受けて、鹿屋市は市営分の建替えを検討している。予算等の問題など解決しなければならないハードルもあり事業着手年度などは未定だが、県営との一体的な整備が望まれることから今後の動向に注目が集まっている。
　鹿屋市西原四丁目にある桜ヶ丘団地は、県営が二、四階建てで計九十二戸。また、市営分は平屋、二階、四階建てがあり計一一二戸。いずれも、老朽化、狭隘化が進み、設備の不良化等により住宅の機能が著しく低下しているためいずれも建替え時期に来ている。その結果、県営側が先行するかたちで高層化する。
　県営側の計画は、十五年度から三期に分けてＲＣ造七階建て七〇戸に高層化する。敷地面積は一一、九三一平方㍍。十四年度に基本設計を委託しまた、設備設計の入札（藤和設計が担当、期限は八月二十九日）を実施した。初年度は、十五、十六年度の二ヶ年でＲＣ造七階建て二棟二十八戸を第３四半期に指名競争入札（設備分離）で発注を予定。二期、三期も同様なスケジュールで整備を予定している。
　市営分は、建替えの時期に来ているが他の団地との兼ね合いや予算等の問題など解決しなければならないハードルもあり事業着手年度などは未定だが、県営との一体的な整備が望まれることから今後の動向に注目が集まっている。
　なお、鹿屋市側は今年度、泉ヶ丘市営住宅建替（二期）に十五、十六年度の二ヶ年で建設する。規模はＲＣ造三階建て二棟二十八戸（設計は宇住庵設計、設備設計がエース設備設計）で第３四半期に指名競争入札（設備分離、昇降機も整備）で発注する。また、第三期工事は五十一戸を解体し十六、十七年度の二ヶ年でＲＣ造三階建延べ二棟二十八戸の整備で計九〇戸の整備が完了する。

　

5/23～5/28（25・26休刊日）の主な紙面

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