ＪＲ九州は、建設工事の発注予定を発表。鹿児島ターミナルビル(仮称)新築(西駅ビル)を一般競争入札で行い、第三四半期の発注を予定している。現在入札準備を進めており、十二月頃には実施要領を公告する見込み。工事場所は、鹿児島市中央町、工期は十三ケ月。工事概要は、商業棟で、ＳＲＣ造地上七階地下一階延べ約五六､〇〇〇平方�b。着工は十五年三月頃、十六年秋のオープンを目指す。
　西駅ビルは、平成十六年春の新幹線開業に合わせて、県都鹿児島の陸の玄関口の相応しく、地元の新しいランドマークとなる魅力的な多機能複合商業施設として計画。場所は、鹿児島市中央町の駅舎と郵便局との間で、敷地面積は約二万八、〇〇〇平方�b（駅ビル用地は一万四、八〇〇平方�b、東側駐車場が九、五〇〇平方�b、西側が三、七〇〇平方�b）。
　また鹿児島のランドマークとなるよう商業施設の屋上には、桜島が一望できる直径六〇�bの観覧車のほか、施設内にはフィットネスクラブやシネマコンプレックス（シネコン）、地上にはイベントができるプラザ広場などを配置している。
　また駐車場は、東側に、地上四階建て、西口側が東側と連結する形で地上二階建ての立体駐車場を整備する。
　商業計画では、ゆったりとした空間を利用し、地下には、食料品、一〜三階がファッション・雑貨、四階が本やＣＤ、五階がレストラン、フィットネスクラブ、六階がシネコンとなっている。また駅舎側にはシースルーエレベーター、地上にはイベントができる屋根付きの広場を盛り込んでいる。営業面積は、物販約一万八、〇〇〇平方�b、飲食約四、〇〇〇平方�b、サービスその他で約八、〇〇〇平方�bを計画。
　基本構想はパルコ、基本計画は安井建築設計事務所が担当し、総事業費は約百億円を見込んでいる。

　

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