b-post > 地域情報「親ガメに育ってねと願い込め放流 −浜田海岸に今年は1頭、73個が孵化」

2008/8/19

親ガメに育ってねと願い込め放流

浜田海岸に今年は1頭、73個が孵化
 

 ウミガメ帰海観察会が14日、鹿屋市の浜田海水浴場で行われ、海水浴場に訪れた市民や浜田小学校生徒、保護者、町内会住民らが集まり73頭の孵化したばかりの赤ちゃんガメを放流した。この浜田海岸は、砂浜が狭くなっており、産卵は5年前から観察 をしているが、最近は産卵数も少なく、志布志湾ではこの夏、120回を越える産卵が確認されているのと比べると珍しくなっている。
 今回、6月7日の朝に浜田海岸に上陸産卵、付近住民の知らせで村田和朗ウミガメ保護観察員らが112個の卵を確認、産卵場所は満潮になると海に沈む場所でもあり、近くの浜田小へ移設保護したほうがいいとのアドバイスもあり、浜田小で毎日 生徒たちが卵を見守り、記録を行ってきた。
 ウミガメの帰海の話を聞きつけ周辺の住民も集まり、孵化したウミガメの赤ちゃんを眺め観察。浜田小学校の前(すすめ)勝裕校長が「1年前は28頭が帰海していったが、今年は6月7日に産卵があってから毎日観察、(毎日の温度を足していって)1300度〜1500度になって孵化するということで、2週間前にその時期となったが、予定から10日後に孵化、子ガメたちは早く海に帰りたいと言っているようで、皆さんに一 所懸命応援してもらい大人のウミガメになりますよう今日は放流を」とあいさつ。
 竹之内敦義鹿屋市生活環境課長補佐が「ごみが大量にあったらウミガメが上陸できないということで、6月5日に海岸の清掃をしたところ7日に112個卵を産んでいた。浜田海岸では野鳥に襲われたり、水につかると 孵化率がわるくなるということで浜田小に保護してもらい、観察をしてもらってきたが、やっとかえってくれた。今日はたくさんの人たちに集まっていただいて親ガメになるよう応援をしてもらいますが、こうして卵を産んだということはそれだけの自然環境があるからということであり、今後も自然環境を守り保護してもらいたい」など述べ、放流となった。
 子供たちは、砂浜に横一列で並び、赤ちゃんカメが手渡されると、早く海に行きたいと手の平の上で必死に手足を動かし、子供たちが砂浜に置くと必死で海の中へもぐって消え、夕日が沈む錦江湾に向かってがんばれと手を振る子供たちの思いを乗せ、大海原へ旅立っていった。
 ウミガメ監視員の村田さんは、「砂浜が少なくなりました。ごみは上陸の何日か前に清掃をしたのでそんなになかったが、毎朝5時ごろに見て回ってもう5、6年になります。上がるのが少なくなりましたが、今後も続けていきたい」と語っていた。
 

[南九州新聞 2008年8月15日]

8/12〜8/18の主な紙面(13日・14日・17日 休刊日)
8/12
  • 基地の押し付け民主主義でない −前岩国市長の井原氏が講演
  • 水難事故シーズン、救助法指導 −空のペットボトルなど浮き輪代わりに
  • 兄弟同士衝突事故の現場診断 −「事故忘れないよう啓発活動を」など意見 志布志市有明町
  • 賑やかに盆踊りなど楽しむ −鹿屋市田崎地区夏祭り
  • AZAMIチャリティーコンサート −やねだんアーティストらによるライブペイントも 9日リナシティかのやで
  • 鹿屋の歴史や文化財を肌で感じる −夏休み子供教室で1日歴史探検団
8/15
  • 戦没者のめい福祈り、恒久平和を誓う −市民有志ら約30人が参列
  • 200m個人メドレー、高桑が5位入賞 フェルプス6冠目
  • タクシーの日5万円寄付 −福祉の役立てて 鹿屋・垂水・肝属支部会
  • 振り込め詐欺の防止を −志布志地区金融機関防犯協議会 志布志署
  • 肝付町で「高山夏祭り花火大会」 −華やかなスターマインなど
  • 親ガメに育ってねと願い込め放流 −浜田海岸に今年は1頭、73個が孵化
8/16
  • 肝属川が最下位を脱出 −19年度九州1級河川水質ランキング
  • よくやったスエマエ!「2番手」返上、世界の4強だ
  • 「サテライトかのや」17日オープン −ホームセンター100円ショップ跡を改装
  • 香港の大学生、小学生らと交流 −香港中文大学の20人 
  • 童話作家みづしま志穂さん 古里での講演に寄せて −図書館と作家のふれあい大切に
  • 関西学院交響楽団ファミリーコンサート −肝付町内之浦銀河アリーナ
8/18
  • 拉致30年 早期救出へ署名 −市川健一さんや高校生ら 鹿屋市
  • 幸島美登里さんら「和」の社会呼びかけ −8月の「人権同和問題啓発強調月間」に合わせる
  • 原口鹿大教授が講演 −大河ドラマ篤姫と周辺の人間模様 大崎町
  • 45年ぶりに会う同級生も −鹿屋中昭和39年卒還暦同窓会
  • 絵本、紙芝居で「食の大切さ」 −子供たちおにぎり体験も 吾平地域読書まつり
  • 宮下選手が400mリレーで「銅」 −鹿児島市の自宅に電話、家族は涙

 


提供:南九州新聞社  HOME