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2004/11/22

習熟状況など取り入れた授業公開

肝属地区研究協力校で基礎学力定着

 肝属地区研究協力校に指定されている鹿屋市立鹿屋小学校で16日、「基礎学力定着」への取り組みが地区内外の教師らに公開された。
 基礎学力定着を目指し、指導と評価を合わせた「○付け法」や児童の習熟状況、学習速度などを考慮してクラス分けする授業形態を取り入れている。公開授業を見学した教師からはクラス分けの授業について 「せっかくコース分けしても、子どもの理解度が低下するなどして両コースにズレが生じたりしないか」などの質問の声があがっていた。
 鹿屋小学校は、今年度までの2年間研究協力校に指定されている。自ら課題を見つけ解決し、学習課題に取り組む姿勢や資質、能力といった基礎学力を養うのは「基本的な生活習慣が土台である」との考えで「家庭との連携を図った基礎学力定着への取り組み」を研究の柱に、さらに指導と評価を一体化した手法を取り入れるといった「学習活動での基礎学力定着への取り組み」をもう一つの柱にしている。
 授業では机間指導をしながら、子ども一人ひとりのノートから、その子の思考や自力解決しているか否かを判断し○をつけていく「○付け法」を導入。その場で評価し、即座に指導する「評価と指導が一体化」した部分評価で、採点と違って誤答に×を付けることはない。授業が終わるごとに「関心・意欲・態度」「表現・処理」などの項目に沿って一人ひとりを評価し点数化するシステムも教師たちで作成。教師が評価基準を明確化し、実際に評価することで指導力向上も目指している。
 また、基礎学力が特に重要となる算数は日常生活で触れることの多い3年生の「時間と時刻」の授業で、子どもの習熟状況などを考慮してクラスを2分する手法を取り入れた。
 1学期は単にクラスを均等に分ける少人数制で授業を実施していたが、2学期からは習熟状況、学習適性(作業スピードなど)、こども本人の希望、保護者の意向、実態調査結果を踏まえ、個別指導などを多く取り入れた「いきいきコース」、自力解決の時間を多くした「きらきらコース」に分けて授業を進めている。
 研究公開は「基礎・基本の定着を図り、生き生きと学び続ける子どもの育成」を研究主題に、肝属地区や曽於郡、鹿児島市などから教師や教育関係者が出席。公開授業では、チームティーチィングを取り入れた5年生の図形とともに、3年生の授業が公開された。
 「いきいきコース」はプロジェクターや表などを多く使い児童が時間と時刻の概念をしっかりと把握する事を狙ったきめ細かな授業内容。一方、「きらきらコース」は、いきいきコースに比べて課題の難易度が高く、練習問題を解く時間が長く設定された。
 公開授業終了後の分科会では、集まった教師から「子ども本人の意向を尊重してコースを分けているとの説明だったが、習熟度別と考えていいのか」との問いに鹿屋小側は「基本的な仕組みが分かるまでじっくり学習したい子もいれば、課題をどんどん解きたいという子もいる。そういった子どもの意向を尊重し、保護者の考えや授業での理解状況などを考慮して分けている」と説明。
 また「仮に、ある部分で子どもたちの理解度が落ちたと判断されれば、その部分をさらに1時間学習することはあるのか。せっかくコース分けしても進み方にズレが生じたりしないか」なども指摘もあった。

[南九州新聞 2004年11月18日]
 

11/16〜11/20の主な紙面
11/16
  • 3ルート提示、技術的には問題はない −海洋架橋・架橋調査会が中間報告 桜島架橋推進協議会
  • 一般ゴミ処理施設建設計画 −減量化・資源化等の効果で規模縮小へ 
  • 県生涯学習県民フェア −学びは地域還元を 生涯学習テーマにシンポジウム  末吉町
  • 4年生児童が手話で合唱 −「やまびこ」のメンバー講師に  鹿屋市立西原小学校
  • 岩戸神社奉納大姶良剣道大会 −池之原、細山田、第一鹿屋優勝
  • 曹洞宗青年会球技大会・鹿児島大会 −九州各県の青年僧集う 新潟中越地震へ義援金40万円
11/17
  • 大隅中央合併協議会へ質問書提出 −市民税など合併前に十分話し合うべきでは
  • 生産履歴表示で安心・安全の茶振興へ −面積2100ヘクタールを視野に 曽於郡茶振興大会
  • 「楽しくなければPTPじゃない」 −伐採されたイチョウやサクラに思いを込めて 鹿屋第一中 バザー
  • 鹿屋女子高同窓会・総会 −50周年に向け絆深く
  • 園児らがTAIKO-ソーラン節 −手話であいさつも 高山町・高佑保育園
  • 林あさ美さんオンステージ −社会福祉協議会へ寄付も 鹿屋市
11/18
  • オリジナルの厳選爽快いも焼酎発売 −本格焼酎「きもつき浪漫」新酒試飲会
  • 習熟状況など取り入れた授業公開 −肝属地区研究協力校で基礎学力定着
  • 鹿屋市民生児童委員連絡協議会 −社会福祉に役立てて50万寄付
  • 老人ホームに車椅子寄贈 −毎週木曜日にアルミ空き缶集め
  • 宮富小児童が高山小で交流 −最初緊張、次第に笑顔
  • 公園の遊具やトイレがピカピカに −日本塗装工業会鹿屋地区が奉仕作業
11/19
  • 利用客1万人を突破 −就航約3か月半で達成 なんきゅうフェリー
  • 緑の少年団育成に貢献 −有留盛夫氏が「柴田賞」受賞
  • 女性の視点から港づくりを考える懇談会 −人々が交流する港づくり環境と開発の調和を
  • 県議選公職法違反四浦事件から −電話記録判断は「私がした」「なんら問題はない」 現場調査指揮の班長が証言
  • 焼イモ無料で振舞う −秋の収穫祭 東串良物産館(ルピノンの里)
  • きこりこども館がオープン、大人気 −きこりたちの店の「囲炉裏祭り」大好評 鹿屋市下堀町
11/20
  • 名実ともに日本一の東串良ピーマンへ −農林水産物認証制度第1号認証
  • 茶共販額5億円達成 −農地整備や集積で面積拡大 大根占町
  • 若い経営者よ 失敗恐れないで −元ヤオハングループ代表の和田氏講演
  • 子どもたち元気な歌声披露 −串良町音楽祭 東串良町
  • 鹿屋農業高校責善寮 勤労と農作物の恵に感謝 −栽培した野菜や豚肉でバーベキュー
  • 正しい納税者の集い −鹿屋肝属青色申告会 税を考える週間

 


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