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2004/9/28

県内最高齢の鬼ヶ原フイさんら祝う

鹿屋長寿園には百歳以上が6人

 県内最高齢で鹿屋市に住む鬼ヶ原フイさん(109)は敬老の日の20日、入所中の鹿屋長寿園で、家族や職員、入所者らから大きな祝福を受けた。

 フイさんは、鹿屋長寿園に入所して丸3年が過ぎ、4年目に入った。入所当時は、他の入園者と同じサイクルで生活をしてきたが最近では、1日半あるいは2日起きていて、1日半、2日寝るというパターンに変わりつつあるという。
 ただ、起きているときは非常に元気で、車椅子も自分の手で動かして、園内の散歩をするほど。三度の食事もきちんと取り、特に眠りに入る前の食欲は旺盛で、黒砂糖やゼリーなどお菓子も大好物。
 長男の文雄さん(85)と妻トミさん(81)によると「農業をしている傍ら蚕を飼ったりしていました。隣に住んでいたときには、朝6時には起きて、 日中は草むしりや庭の周りを散歩、近所の人たちと世間話をしたりしていました。」また、三女の岩川光江さん(70)は「母親が早く亡くなったこともあり、長女だった母は 下の4人にとっては母親代わりで苦労したと思います。93歳位までは、元気で朝晩の食事の準備も自分でしていましたが、骨折をしてからあんまり食事の 支度もしなくなり、10年位前からショートステイに行ったりとかで平成13年から長寿園さんにお世話になっています。大きな病気もしたことがなく、蚕を飼っていたこともあって裁縫が好きで、自分で着物を仕立ててそれを私たちも着てきました」と話している。
 鹿屋長寿園では、各ユニットごとにお年寄りのお世話をしているが、フイさんのいるユニットでは8人の介護職員が交代でフイさんの面倒を見ており、この日担当だった本白水みり子さん(50)は、「朝7時くらいに起きて、『車椅子に乗せて』と自分で言い、自分で顔も洗って、歯も磨き、髪の毛も両手でしっかりと持ち替えながら櫛を通します。食事もお箸やスプーンも上手に使い、梅干しも入っているビンを自分で蓋を 空け時には5〜6個も食べ、夜勤で夜中に起こしたときも丸ボーロ2個、バナナ、ヤクルト、黒砂糖をぺろっと食べたりで、三食もきっと摂っています。元気なときは車椅子であちこち行き目を離すとどこそこ自分で行くくらい元気です。耳が遠くほとんど聞こえないようですが、目は良くて バナナとか目にすると自分でとりに行ったりします。とにかく元気で、熱が出ても、他の人より回復は早くもっともっと長生きしそうです」。また「昔は『お嬢さん』と呼ばれていたのに、今では『おかあさん』と呼ばれているのがおかしい」と語っている。
 鹿屋長寿園(池田瑠璃子園長)ではこの日、敬老を祝う会が行われ、主催者を代表して、社会福祉法人恵仁会の池田志保子理事長が「当園には100歳以上が6人おり、平均年齢は86歳、109歳の鬼ヶ原フイさんがおられ、86歳はまだまだ若い。フイさんは自分で車椅子を動かし、自分の手で食事をされ行動も意欲的で、100歳以上のお年寄りを中心に活気付いています。いつまでも元気で、皆さんの協力を」などあいさつ。
 来賓の山下鹿屋市長(西薗琢巳助役代理)が「皆さんは、永年にわたり社会に尽くしてこられ、明るい社会を築いてこられた。県内最高齢の鬼ヶ原フイさんもますます元気で長寿を重ねられるよう」など祝辞を述べた。
 鹿屋市高齢者祝金が脇田ツイケサさん他11人、県知事記念品が山本ユキエさん他10人、鹿屋市社会福祉協議会お祝金が南橋市次郎さんへ、深水フミエさんと松本サエ子さんにはボランティアを代表して平畠アヤさんから「皆さんといっしょになって作り、上手に出来ました。ベッドのそばで使ってください」と状差しをプレゼント、鬼ヶ原フイさんへは恵仁会最高齢者祝い金が、池田志保子理事長から手渡され、長男の文雄さんが「ここまで長生きするとは思いもよらなかった。しかも県内最高齢となり、若いときは体が弱かったのが信じられないくらい。これもひとえに病院で治療していただいたことが大きい」とお礼を述べた。
 池田哲男青仁会会長が「県内最高齢の鬼ヶ原フイさん、本当におめでとう。フイさんと長寿園と一緒になってがんばっていきたい」とあいさつし閉会となった。
 また、同園には、フイさんのひ孫、鬼ヶ原あさみさん(19)が受付で働いており「昔は隣に住んでいて、小さいころはお菓子とかよくもらっていました。今は、ひ孫というのが余り分かっていないようですが、声を掛けたりしています」と話している。

 

[南九州新聞 2004年9月21日]
 

9/21〜9/27の主な紙面(23・26日 休刊日)
9/21
  • 県内最高齢の鬼ヶ原フイさんら祝う −鹿屋長寿園には百歳以上が6人
  • 憧れの宇宙飛行士に感激 −若田光一さんと子どもたちが交流 内之浦宇宙空間観測所
  • 鹿屋市で障害者就職選考会 −15事業所に47人挑戦
  • 法務省方針 −非嫡出子「続き柄」、戸籍に訂正跡残さず
  • 休校・廃校の跡を訪ねて −コミニティセンターに生まれ変わった学校 
9/22
  • 鹿屋市白崎町マイナス9.8%でトップ −大隅半島各地で地価下落
  • 「議員の特例認めず」委員ら要望 −学識経験者委員ら一致 大根占町田代町合併協議会
  • 住民投票条例案を可決 −高山・内之浦町との合併の賛否問う 東串良町議会
  • 体育祭で郷土芸能『刀舞』など披露 −男子生徒が凛々しく、優雅に 鹿屋市立高須中学校
  • 伊勢海老目当てに大盛況 −天然物を特価で販売 内之浦町
  • 自然環境を考える出前授業 −下水道の大切さを学ぶ 西原小学校
9/24
  • 一日も早い撲滅 終結を −豚重要疾病対策協議会を設立
  • 第4回大隅中央合併協議会 −農業委員の定数・任期など9項目提案
  • 3町合併問う住民投票条例案可決 −奥園町長「なるべく早い時期」意向示す 東串良町
  • オレオレ詐欺に入金待った −鹿児島相互信用金庫垂水支店 お手柄の行員さん表彰
  • 衛生管理の徹底に一層努める −9月定例鹿屋市議会一般質問
  • からいも交流イベント多彩 −留学生と受入家族 異文化の出会いに感動の日々を披露
9/25
  • 旧桜デパート、丸善ビルに2億8千万円 −鹿屋市議会最終本会議で補正予算可決
  • 南曽於地区合併協議会 −新市名称『志布志市』
  • 防災意識の向上と青少年健全育成図る −赤ちゃんの土俵入りやちびっ子力士が活躍 
  • オレオレ詐欺に気をつけて! −鹿屋市笠の原の敬老祝賀会で寸劇
  • 歌之介さん講演で会場爆笑 −大姶良経済同友クラブ主催
  • 人気ラーメン店、オープン5周年! −『鹿児島ラーメンバトル』優勝店! 麺’sら・ぱしゃ
9/27
  • PTAへの出席率向上が課題 −曽於・肝属地区高等学校PTAブロック別研修会
  • オレンジパーク串良 オープン −鈴なりのミカン食べごろ
  • 自民幹事長に武部勤氏、政調与謝野、総務久間氏 −鹿児島・尾辻秀久氏入閣へ
  • グランドチャンピオン「さくら」親子 −肝属秋季畜産共進会 脂質や発育富むが太り過ぎも
  • いつも口の中をきれいに −宅間歯科医師がアドバイス
  • 鹿屋昌年生が『リサイクル』体験学習

 


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