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力尽きない頭

   「面倒だなぁ〜」誰だって一度や二度、日常生活の中で感じることではないでしょうか?「散らかった机を片付けなきゃ、でも面倒だなぁ〜」「寝る前に食器を洗わなきゃ、でも面倒だなぁ〜」こういった問題は本人のやる気とか、生まれ持った性格だからと簡単に片付けられがちですが、日常生活で頻繁に感じるようでしたら注意です!ひょっとしたら、足りないのはやる気や才能ではなく、脳の持久力が不足している恐れがあるからです。
 脳には持久力(体力)があってこの持久力が低い人ほど、物事に対してすぐに面倒だと感じてしまったり、すぐに行動できず後回しにしてしまったりする傾向があるそうです。特に現代人は脳の持久力が昔の人に比べて衰えていると言われています。その原因としては、パソコンの普及により思考する機会が減っていることや、料理などの家事をする代わりにコンビニのお弁当で済ませてしまうなど、日常生活が脳にとって楽な 方にばかり進んでいることが原因のようです。ゲームなどの脳トレで脳に活力を与えるというテクニックは行っているものの、基礎となる脳の持久力が備わっていない、こんな 現象が起こっているのです。これは例えるなら、肩を鍛えて球速が速く、変化球もマスターした豪腕ピッチャーが、いざマウンドに立ったが体力が 無いせいで良かったのは最初だけ。後半は体力が続かないという状況であり、これでは使い物になりません。では、どうやったら脳持久力を上げることが出来るのか?それは、生活習慣の中で、ほんの少し努力することで改善できます。
  1. 雑用を面倒くさがらず片付ける
  2. 目の前の問題は今すぐ解決する
  3. 十分な睡眠をとる
 これは持久力を付けるための、いってみれば走り込みなどの筋力トレーニングをするようなものです。常日頃から面倒くさがらずに、 片付けや家事を続けていくことで持久力が付き、だんだん日常の雑用もまったく苦にならなくなってきます。現代社会はとにかく、物事が簡単に行えるようになっていますし、それでなくとも脳 自体はもともと楽をしたがるものです。行動力を身につけるためにも、面倒くさいと思えることを進んで実行しましょう。
 

by エイシュン


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