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体内の目覚め
 

何だか急に集中力が落ちてきた。
昨日はちゃんと睡眠もとって、体調はいいはずなのに何だか頭が冴えない…。
そんな事ってありませんか?自分もそんな事を考える一人でした。

そこで知った言葉が"体内時計"。それは人の体に元々備えられたリズムの事。
そのリズムの中では、脳の働きが良い時間帯と逆に脳が休息を求めてくる時間帯を繰り返します。
ですから、気持ちとは逆に頭の活動が冴えないのは、
この体内時計のリズムに逆らっているかもしれません。
だからそのリズムに従って動いて行く事が必要になります。

 

1.頭の中がどんどん回転してくる朝
目覚めて間もない朝は、何と言っても集中力が高い時間帯。
朝といってもバラバラですが、朝の6時からが特に頭の状態が良いようです。
朝型人間と呼ばれる人がいますが、朝の時間を活用している事は一日の中で最も脳の働きがよい時間帯を使っているので、仮に読み書きを同じ2時間していても深夜の2時間を使っている人に比べて、朝行っている人の方がより充実していると言えるかもしれません。

 

2.まだまだ冴えている午前中
いろいろなアイデアがひらめきやすい午前中はやはり貴重な時間帯。
手先を動かす作業や、物事を理解して計算する等の頭を使うには最適です。
でも、継続して集中していられる時間は90分が限度らしいので、ちょこちょこ休憩して気分転換は必要なようです。また、最高潮は9時でそれ以降は徐々に活動が衰えてくるそうです。

 

3.集中力もなくなりつつある午後
一日の中で最も集中力が散漫で、ミスが頻繁に起こりやすい時間帯が午後2時前後になるそうです。
昼食も取り、お腹も膨れる午後は更に眠気も入りがち。
気合で集中力を戻すという考えもありますが、普通はどうしても集中力が切れて当然。そんな午後には集中力を維持していく為に、適度な刺激を取り入れていきましょう。
また、昼食の内容で午後からに備えることも可能です。基本的にご飯や麺類などの炭水化物では眠気を誘ってしまうので、鶏肉などのたんぱく質をとれば眠気の防止にもなります。

「陽が昇るから目を覚ます・眠くなるから陽が沈む」という言葉を読んだことがあります。
単純な言葉ですがこの言葉の意味は、人は動くべき時に動けばいいんだという事なのではないかと思います。たった1日の限られた中で、人はどう行動していくべきなのか?一日のリズムを考えるようになった今でも、時には深夜等に無理をしてしまう事がありますが、結局は次の日にその代償が出てしまっている気がします。やはり人は「陽が昇るから目を覚ます・眠くなるから陽が沈む」の生き物ではないでしょうか?

 

byエイシュン


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