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四十の手習い、足習い、特別編


 前回、バドミントンC級での優勝を報告できるように頑張ると言っておきながら、昨年、C級に昇給して以来、昨年9月の大会は惨敗、今年に入ってからも2月・5月・6月・8月と一般男子のCクラスに出場するも、準決勝進出が最高で残念ながら優勝できませんでした。
 よって、優勝報告ができませんので、代わりに練習仲間の脅威のバドおじさん達を紹介します。
 一人目は、Y氏で年齢58歳、某大手信販会社勤務で鹿児島市出身、鹿屋には単身赴任中であり、子供は20代の娘が二人。子育ても終わり、還暦も近く、普通は、赤いちゃんちゃんこの初老のおじいさんという感じになるところです。
 バドミントンという競技は、‘羽つき遊び’と違って、とてもハードなスポーツです。30歳代の人でも始めたばかりの人は、基礎練習だけで顔を真っ赤にして‘ゼエーゼエー’と息があがります。特に夏の間は、健康のことを考えて、多めに休憩と水分補給を心がけています。ところが、このY氏ときたら、持久力・瞬発力・精神力ともに素晴らしく、‘止まったら死んでしまう’回遊魚のマグロのごとく休憩もせずにコートサイドで一人素振り、フットワークを黙々とこなしています。
 もちろん、練習試合中も、ひときわ元気で‘ハイ頑張るよ!’‘サァー来い!’‘まだまだ・・・!’など気合いの入ったかけ声を出し続けてくれます。こんな調子の練習を一日2〜3時間、週に3〜4日程度の練習をこなしているとのことです。そして今年はついに、県体55歳以上の部で鹿屋・肝属地区代表になりました。
  ‘日曜日は、さぞ疲れ果てておられるだろうと思いきや’  掃除・洗濯をこなし、仕事がある時は、お客様訪問し、無い時は、磯釣りに出かけるというつわものでした。

 二人目は、K氏で年齢46歳、某大手保険会社に勤務で鹿屋市出身、奥さん達に笑われたのをきっかけにバドミントンを習い始め、いっしょに本格的な練習を始めた人です。
 K氏は、鹿屋市の主催する講座が始まってから1年ぐらいは、フォームが前傾姿勢で、空振りも多かったせいで、いつも練習仲間や奥様たちの笑われ役でした。また、ダブルスのペアになるのも明らかに嫌がれていました。一方、その奥さんは、運動神経抜群で体格・パワーにも恵まれたスポーツウーマンで、バド歴10年、いつまでたっても勝てそうにありませんでした。
 ところが、毎週4日以上の練習を‘妻や娘の誕生日’であろうとも欠かさず、ビデオや書籍も確認しながら目を養い、嫌がる上級者を捕まえては、一生懸命練習をしていました。そして2年後には、何と奥さんにも勝てる程上達していました。 努力は天才に勝る! 継続は力なり!を実践されたつわものでした。

 その他にも、たくさんの脅威のバドおじさんやおばさんがおられて楽しいので、当分の間、バトミントンをやめられそうにありません。 次は、必ず、C級での優勝を紹介します!!!

byガボ



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