b-post > 今月のコラム > 身近なところから

どんな些細な事でも新しい事を始めてみることで、知らなかった新しい発見に結びついた経験があるものではないでしょうか。ほんのちょっとした事からちょっとした感動をしてみたり、今まで知らなかったことを覚えたり、出来るようになったりする事で自分に新しい感覚を身につけることは決して損な事ではないでしょう。

 この前あるテレビ番組でタレントの二人がキャッチボールをしているところを何気なく見ていて、最初は普通に見ていただけだったけれども不思議とキャッチボールを見ている内に野球少年ではなかった自分は何故か心が引かれるものがあり、その週末に友達に頼んでキャッチボールをしてみました。やっていることは何の変哲もないことだけどそれでも実際に自分でやってみると妙に楽しくて、やって良かったと感じました。

 やろうと思えばいつでも出来たことですが、そこに興味が出ただけでとても爽快だと感じました。

 

 また、本屋さんでいつも立ち寄るコーナーから不意に少し離れて別の本棚を何気に見てみると、普段なら何とも思わない本に突然興味をそそられてつい立ち読みしてしまい、なるほどなーと感心してみたりするものです。普段よりちょっと行動してみただけの事なのですけどね。

 

他にも人から得る情報ってすごく多くて、例えばある日に服を買おうといろんなお店を見ている時に基本的にはほっとかれて、勝手に見たり触ったりするのが好きなのですけど、時にはお店の人に話を聞いてこの服がどうやって出来たのかとか、どういうテーマで出来てとかモチーフが何で…とかそんな話を聞いてみるとその内に興味が出て(作戦?乗せられている??)、それを買って目にするたびに何故かその事を思い出して、その分他とは違った愛着が出てきます。何気に買っていて仮にその事を知らなかったとしても決して損をしたわけではないのだけれど、知っていれば知った分の得をした気分になってきます。

 今までまったく興味のなかったものから急に興味を持ったりする事だってきっかけはいつもごく単純に、それでいて突然やってくるもので大事なことはその瞬間を自分が意識することで逃がさないことではないでしょうか。知らないことが多い日常、まだ見ない発見を皆さんも見つけていますか?

 

by リン



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