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07:2001/02


小売店が売上を確保するための施策のポイント

 どのような商製品を取扱う小売店であっても、売上を確保するための施策のポイントはこれまで自店(自社)を支えてきてくれた商圏・商品・顧客・サービス等を見直して売上が落ち込んだ(伸び悩んでいる)原因を冷静に分析把握する事です。このような作業を実施した上で以下の点を参考にして下さい。
(1)購買対象となる商圏(エリア)を深耕する
 取扱商品の購買対象となる地域(市場)を再分析して、消費者に来店してもらうための条件を整える事です。そのためには、

@

対象商圏の消費者分布分析による潜在客数の把握

A

@における自店(自社)シェアの分析把握

B

Aの分析把握に基づく販売活動の見直し

C

上記@〜Bに基づくデータ収集と情報の整備

D

今後に備えた、顧客消費者情報原簿の作成と更新の継続実行等を実施する事です。
(2)取扱商品の絞り込み

 (1)の商品のデータ分析が出来たら、分析データに基づいて取扱商品を絞り込む事が必要です。商品数をそろえての不特定多数の顧客を相手にするやり方は小店舗向きではありあせん。やはり、小店舗ならではの特徴ある商製品を取り扱うべきです。従って、近隣の競合店、顧客層の性別年齢別の状況等をよく分析して、絞り込むべき、商品分野を決定すると良いでしょう。

(3)顧客サービスを工夫する

 消費者は現在、購買店舗の選択を厳しくしつつあります。このため

@

顧客に対する配達サービス

 A

商品のアフターサービス、修理

B

顧客に対する商品情報の提供、商品や品質についての知識の提供

C

顧客との密接なコミュニケーション等によって、固定客・常連の獲得、新規顧客の開拓に努め、絞り込んだ商品分野にふさわしいサービスの充実を図るべきです。
(4)店舗を改装するなりの工夫も必要

 店舗の外装は、客を引き付ける大きな要因です。とりわけ若年層や女性の中には「店舗の改装や雰囲気」によって小売店を選択する者が少なくありあせん、やはり、定期的にある程度の店舗改装は必要です。絞り込んだ取扱い商品に応じた店舗の演出を心掛け、顧客を引き付ける店舗管理を実施しましょう。

(5)その他の工夫

 以上のほか、売上を確保する施策としては、

@

売れ筋商品の管理強化

 A

設定価格の見直し

B

バーゲンセールの実施

C

営業時間と定休日の見直し
D 販売ルート(営業構造)の見直し
E インターネットの活用等が挙げられます

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