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01:2001/02


インターネット広告のポイント

 インターネットが広告媒体として、重要視されるようになって来たが、インターネットを媒体とした広告のポイントは以下の通りである
(1)発見してもらう手立てをどうする?

 通常の広告は、商品・サービスを告知するという提供者側の発送で動く。従って、その媒体としてチラシ・雑誌・ラジオ・テレビ等を使う。しかし、インターネットという媒体を使う場合は、商製品やサービスを発見してもらうというスタンスに変わる。電子市場にたくさんある商品・サービスの中から、いかにして自社のWEBページを発見してもらうか?これがインターネット広告の最初の関門である。従って、発見してもらう仕組み作りの基本は、顧客の目で見て、入り口から出口まで一貫した流れを構築することが前提だ。

 さて、自社のWEBページを発見してもらうための手段としては以下のようなものがある。

  1. アクセスしてくれたインターネットユーザに対して、プレゼントを行う(キャンペーンの展開)

  2. 他の有名WEBサイトからの無料リンク(検索サイトに登録する)

  3. 各種放送機関に対して、電子メールでWEBページ開設の告知を行う(プレスリリースという)

  4. メールマガジンスタンドに登録する

  5. マスメディア(新聞・雑誌・放送等)による告知

  6. 新しいプラットホームの利用(携帯電話など)

(2)選択してもらう手立てをどうする?

 インターネットユーザに首尾よく発見してもたったら、自社の商製品サービスの購入を決定してもらう必要がある。つまり、発見してもらった後の課題は、選択してもらうことである。情報受信者(消費者や事業者)に選択してもらう為には、インターネットの特性を十分に発掘して、双方向コミュニケーションを思考する必要がある。自分の気に入らないWEBページは見ない権利が、常にユーザ側にあることを忘れてはならない。

 この選択してもらう手立てとしては

  1. 顧客第一主義の情報デザイン(お客様の信頼を第一に)
  2. 一目でわかるトップページ(ページ上でアクセス客を迷子にしない)
  3. 快適なアクセススピードの確保(重過ぎるホームページは厳禁)
  4. ホームページ更新頻度(情報のマメな追加・更新が顧客を呼ぶポイント)とタイミングの決定
  5. 掲載する情報(商品やサービス)のジャンルは絞り込め(情報の専門性とデザインの完成度が価値を生む)
  6. 通販に関すりページは独立させて、お客様が戸惑わずに注文できるオーダーページに仕立てる
  7. メールニュースを発行して、お客様の囲い込みを行う

(3)継続してもらう手立てをどうする?

 インターネット広告の最大の山場は、選択してもらう事だが、それにも増して重要なのが、ユーザーフォーローである。即ち、一度関係の出来た消費者(事業者)といかにして、継続的なコミュニケーションを続けていく事が出来るか?このユーザフォローの手法のポイントは以下のようなものがある。

  1. 支障のない限り、購入してくれた消費者(事業者)の氏名・年齢・性別・地域・メールアドレスといった属性情報を登録させる事
  2. 登録した顧客データは、分類整理して、顧客データベースとして管理する事
  3. このようにして集めたメールアドレス等に対して、定期的にメールによるメッセージ(トピックス又はニュース)を送信する事
  4. また、アクセスしてきた消費者(事業者)が顧客データベースに登録されている事を前提に、そのデータベースを参照し、その顧客専用のオリジナルWEBページを瞬時に生成して表示させ、購入暦から関連商品の情報を提供させたり、属性データを参照してお勧め商品を紹介できるようなパーソナライズドWEBが構築されないといけない。
  5. ユーザーフォローの究極目標は、顧客一人当たりの生涯価値を高めていく事にある。従ってその目標が達成されているかどうか検証していく為の効果測定を行う仕組みが必要だ。

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