食物アレルギー


 

●食物アレルギーとは


人は食物を異物と認識せずに栄養を吸収する免疫システムを持っています。
小児のように消化・吸収機能が未熟な場合や、免疫システムに異常がある場合、食べ物を異物と認識してしまうことがあります。この反応を食物アレルギーといいます。

アレルギーの原因となる食物は人によって違います。
原因となる食物には、卵(鶏卵)、牛乳、小麦、エビ、カニ、そば、ピーナッツなどがあります。

●食物アレルギーの原因となる食品の表示について


食品表示法により、食物アレルギーの原因食品として28品目が指定されています。
特に表示の必要性が高い7品目を「特定原材料」といい、加工食品に使用されている場合、表示することが義務付けられています。

また、21品目は可能な限り表示することが推奨されています。

特定原材料
 7品目
卵、乳、小麦、エビ、カニ、そば、ピーナッツ(落花生)
21品目 いくら、いか、あわび、さけ、さば、牛肉、鶏肉、豚肉、アーモンド、カシューナッツ、くるみ、ごま、大豆、オレンジ、キウイフルーツ、バナナ、もも、りんご、やまいも、まつたけ、ゼラチン

●食物アレルギーの症状


食物アレルギーの症状は人によって異なります。
症状の中で最も多いのが皮膚症状です。

皮膚症状 かゆみ、じんましん、むくみ、発赤、湿疹など
呼吸器症状 くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、息苦しさなど
粘膜症状 目の充血や腫れ、涙、目のかゆみ、口の中・唇・舌の違和感や腫れなど
消化器症状 下痢、吐き気・嘔吐、血便など
神経症状 頭痛、意識もうろう、元気喪失など
全身症状 アナフィラキシー、アナフィラキシーショックなど

症状は急速に進行することがあります。
発症時には迅速な対応が必要になります。
事前に、自分に食物アレルギーがないか、アレルギーがおこったときの対処法を確認しておきましょう。




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