花火について


 

●花火とは?

花火とは、火薬に発色剤を混ぜ、筒などに入れた物です。
火をつけることで、破裂・燃焼させ光・色・音などを楽しむことを目的としています。
火花の色は、金属の炎色反応を利用するため混ぜ合わせる金属の種類によって
さまざまな色合いの火花を作り出すことができます。

●打ち上げ花火の構造

一般的に打ち上げ花火は、大きな花火玉のなかに、2種類の火薬が入っています。
1つは、上空で花火玉を割るための火薬で、もう1つが丸い粒状の「星」と呼ばれる火薬です。
この「星」が花火の光の1つずつとなり、さまざまな色をだします。

「星」には、さきほどの「炎色反応」を起こす金属が含まれています。
「星」に入っている金属が、上空で火薬により燃えて「炎色反応」を起こし、赤や青など違う色を出しています。

●花火の色について

花火の色には、紅、緑、青、黄色、銀、金などがあります。
最近この他にピンクや黄緑色といった色もでてきているようです。

炎色剤
紅色 炭酸ストロンチウム
緑色 硝酸バリウム
青色 酸化銅
黄色 シュウ酸ソーダ、炭酸カルシウム
銀色 アルミニウム
金色(錦) チタン合金

●花火の打ち上げ方

単発打ち上げ
単独の打ち上げ筒に打ち上げ火薬と花火玉を入れ、速火線、電気によるほか、火種(落し火)を落し1発ずつ打ち上げる方法です。

連続打ち上げ(振り込み式等)
まず複数の打ち上げ筒に打ち上げ火薬と花火玉を入れておきます。
速火線、導火線、電気などにより筒上部から火種を落し、連続して打ち上げる方法です。

連発打ち上げ(焼金式早打ち)
打ち上げ筒に火種(灼熱状態に加熱した鉄製の焼金)を入れておき、あらかじめ打ち上げ火薬を取り付けた花火玉を手で落とすことで連続して打ち上げる方法です。

スターマイン(速射連発方式)
花火玉を使用する仕掛花火でのことです。
大小多数の花火玉を連続して打ち上げ、まとまった効果を現すものです。
花火玉以外の花火と組み合わせる事もあります。
導火線または電気により遠隔点火で点火する場合が多く、最近ではコンピュータ式点火器を使用することで
音楽とシンクロさせる方法もとられています。

 


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