| 土用の丑の日について | 
| ●土用の丑の日とは? | 
| 夏の土用は、1年の中で最も暑さが厳しいとされる時期です。         
              江戸時代にはこの期間の丑の日を「土用の丑の日」として重視していました。 夏バテや病気回復などに効き目があるとされていた、丑湯(柿の葉などの薬草を入れたお風呂に入る)や 、土用灸(お灸)をしていたそうです。 
 ※年によっては、土用の期間に丑の日が2回訪れることもあり、この2回目の丑の日を「二の丑」といいます。 | 
| ●土用にしてはいけないこと | 
| ・土いじりをしてはいけない 土用の期間は、土を司る土公神(どくしん・どくじん)という神様が支配するといわれ、土を動かしてはいけないとされてきました。  今でも、家などを建築する際、土を掘り起こしたりする基礎工事などは土用の期間をはずす方が多いようです。 土用は季節の変わり目ですから、農作業で体調を崩さないようにとの戒めもあると思われます。 | 
| ●土用の丑の日にウナギを食べる理由 【 通 説 】 | 
| 平賀源内説 讃岐国出身の平賀源内が発案したという説が最もよく知られています。  夏になると暑くてうなぎが売れず困っていたうなぎ屋が、鰻を何とか売るため源内の所に相談をした。 | 
| ●土用の丑の日にウナギを食べる理由 【その他の説 】 | 
| ●春木屋善兵衛説 同じ文政年間の『江戸買物独案内』によると、土用に大量の蒲焼の注文を受けた鰻屋、春木屋善兵衛が、子の日、丑の日、寅の日の3日間で作って土甕に入れて保存しておいたところ、丑の日に作った物だけが悪くなっていなかったからという説。 
 天保10年の『天保佳話』(劉会山大辺甫篇)では、やはり鰻屋に相談をもちかけられた蜀山人こと大田南畝が、「丑の日に鰻を食べると薬になる」という内容の狂歌をキャッチコピーとして考え出したという話が載せられている。 
 平仮名で墨汁を使って毛筆で書いた「うし」と言う文字が、まるで2匹の鰻のように見えたからと言う説。 | 
       
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