時候のあいさつについて


「時候のあいさつ」とは、日本における、手紙やはがきなどを書く際において、文章の冒頭に使用する礼儀文のことです。
 

●1月

新春の候  初春の候  酷寒の候  厳寒の候  大寒の候  降雪の候  

・本格的な冬の到来を迎え・・・・
・日ごとに寒さが増してまいります。

【結びの挨拶】
・寒さ厳しきおりから、お風邪など召しませぬよう・・・・
・新年にあたり、はるかに皆様のご健康とご多幸を

●2月

余寒の候  残冬の候  残寒の候  晩冬の候   解氷の候  春寒の候  向春の候  立春の候  

・余寒厳しい毎日が続いています
・立春とは名ばかりで寒い毎日が・・・・・

【結びの挨拶】
・二月は朝夕の寒さごとに厳しいとき、くれぐれもおからだ大切になさってください。
・春の訪れを楽しみにすることにいたしましょう。

●3月
早春の候  浅春の候  水温む候  向春の候  春暖の候

・ようやく春めいてまいりました。
・寒さもやっと少しはゆるんできたようで・・・・・

【結びの挨拶】
・天も地も躍動の春です。ご健康とご活躍を切に祈ります。
・まだまだ寒さが残っております。お風邪などひきませんようお気をつけください。
●4月

陽春の候  仲春の候  春和の候  桜花の候  麗春の候  花冷えの候  春暖の候  晩春の候

・春たけなわの今日このごろ
・花の色が美しい季節になりました。

【結びの挨拶】
・新しい年度を力いっぱい踏み出されますようご期待申し上げております。
・そちらの花便りもお聞かせください。

●5月
残春の候  晩春の候  惜春の候  新緑の候  若葉の候  薫風の候  暮春の候  初夏の候  軽暑の候

・五月晴れの好季節・・・
・風薫る季節となりました。

【結びの挨拶】
・暑い季節に向かいますゆえ、なにとぞご自愛ください。
・庭のつつじが見ごろとなりました。一度お出かけください。
●6月

入梅の候  梅雨の候  梅雨晴れの候  長雨の候  立夏の候  初夏の候  若葉青葉の候  向夏の候

・清流に鮎が踊る頃となりました。
・梅雨寒におどろく今日このごろ・・・

【結びの挨拶】
・梅雨明けを待つのも気が疲れるものです。どうぞ十分にご摂生ください。
・この夏は海にもごいっしょしたいなと・・・

●7月
向暑の候  盛夏の候  仲夏の候  炎熱の候  猛暑の候  大暑の候  酷暑の候

・涼風のほしいこのごろ・・・・
・空の青さが真夏の到来を告げています。

【結びの挨拶】
・猛暑のおり、どうかお体にお気をつけて・・・・
・夏かぜなど召しませぬよう十分お気をつけください。
●8月

残暑の候  残炎の候  暮夏の候  晩夏の候  残夏の候  立秋の候

・立秋とは名ばかりの暑さ・・・
・秋まだ遠く、厳しい残暑が続いています。

【結びの挨拶】
・残暑厳しきおり、皆様方のご無事息災を心よりお祈りいたします。
・着せウtの変わり目、お体を大切に・・・・

●9月
初秋の候  新秋の候  早秋の候  新涼の候  爽秋の候  秋冷の候

・さわやかな季節を迎え、皆様ご静祥にお過ごしのこととお喜び申し上げます。
・空も秋色をおびてまいりましたが・・・

【結びの挨拶】

・さわやかな秋をすごされますよう・・・・
・夏バテなどなさいませんように。
●10月

秋涼の候  清秋の候  秋雨の候  寒露の候  秋晴の候  紅葉の候  錦秋の候  秋冷の候  菊薫る頃

・いよいよあきも深まって参りました。
・木々の葉もすっかり色づいて・・・

【結びの挨拶】
・秋冷日ごとにつのる季節どうぞお健やかにお過ごし下さいますよう・・・
・天候不順のおりから、どうぞご自愛専一のほど・・・

●11月
菊薫る候  晩秋の候  深秋の候  向寒の候  紅葉の候  暮秋の候  初霜の候  霜降の候  初冬の候

・朝夕はひときわ冷え込むようになりました。
・落ち葉散るころとなりました。

【結びの挨拶】
・近づく冬を元気に迎えましょう。
・そろそろ冬支度でお忙しいこととは存じますが・・・
●12月

初冬の候  師走の候  寒冷の候  霜寒の候  歳晩の候  短日の候  季冬の候  激寒の候

・早いもので、もう師走・・・
・今年もいよいよ押し迫ってまいりました。

【結びの挨拶】
・年末ご多忙のおりでございますが・・・
・来る年のあなたのご活躍をお祈りしております。


 

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