緑のカーテンについて


 

●緑のカーテンとは?

 ニガウリやフウセンカズラ、アサガオなどのツル性植物を、窓の外や壁面に張ったネットなどに這わせるように育てた「植物のカーテン」のことです。「グリーンカーテン」ともいわれます。

自然の力を利用した夏場の省エネ対策に利用されます。
 

●緑のカーテンのメリット

日差しをさえぎり、お部屋を涼しくしてくれます
 たくさん茂った葉が、窓から入る直射日光をさえぎるので、室内温度の上昇を抑えます。
さらに、植物は、根から吸い上げた水分を葉から蒸散させ、自分の温度が上がらないようにする性質があり、その蒸散によって植物のまわりの気温はわずかに下がります。
その植物の葉の間を通り抜けた風を室内に取り込めば清涼感をもたらしてくれます。
 室温が平均4℃程下がるといわれています。
省エネ、節電に貢献します
 緑のカーテンが日差しを遮り、室温の上昇を抑えてくれますので、エアコンをあまり使わずに済むことも多くなり、省エネにもつながります。
花や実も楽しめます
 美しい花を楽しむことができますし、実を食べる楽しみも提供してくれます。

●緑のカーテンのデメリット

世話が必要
 緑のカーテンは植物で出来ています。比較的手間がかからない方ですが、毎日の水やりはが必要です。肥料も月に1回くらいは必要です。
外の様子が見えなくなる、暗くなる
 緑のカーテンは、葉が重なり合うことで日陰を作りだします。そのため、当然部屋は暗くなりますし、外の様子がまったく見えなくなります。
 ヨシズやスダレなどは、素材同士が重なり合うことがなく、視線が抜ける隙間があり外の様子が全く見えなくなることはありません。
虫が集まる
 緑のカーテンは、植物で出来ています。
 植物というのは基本的に虫の力を借りて受粉します。そのため、葉や実などに虫が集まってきます。虫が苦手な人はデメリットになるのではないでしょうか。

 

●緑のカーテンに使われる植物の一例

一年草

≪収穫できる物≫
ニガウリ・ヘチマ・キュウリ・アサガオ・インゲン・ひょうたん ・シカクマメ・カボチャ・ツルマメ・ツルムラサキ

≪鑑賞用≫
テラスライム・ユウガオ・フウセンカズラ


多年草

≪落葉≫
つるバラ・キウイ・クレマチス・フジ

≪常緑≫
常緑性クレマチス・カロライナジャスミン・ハゴロモジャスミン・モッコウバラ・蔓日々草(ツルニチソウ)・トケイソウ


 

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