五月がつく言葉について


 

「五月」からあなたはどんな言葉を連想しますか?
今回は「五月○○」という言葉とその意味について紹介します!

●五月晴れ

「さつきばれ」と読む。

五月晴れには以下の2つの意味がある。

  • もともとの意味である「旧暦の5月の五月雨(梅雨)の晴れ間という意味。
  • 近年一般的になってきた新暦の5月の晴れ上がったすがすがしいさわやかな天気という意味。  

●五月病

「ごがつびょう」と読む。
新入生や新入社員が陥りがちなもの。
新入生が5月の連休明け頃に入学直後の緊張が解け、無関心、無感動、無気力になったりする。
新入社員においては、入社前に期待していたものと実態との食い違いにより目的を喪失したり、高揚感を喪失する一種の環境不適応症状。
五月病と呼ばれる所以は4月に入社、入学した後一ヶ月経った頃に現れることから。

また、夏休み明けに遊びから勉強、学業への切り替えがうまく出来ず、精神的に不安定な状態になることを「九月病」という。

●五月雨

「さみだれ」と読む。
「さ」は五月(さつき)や田植えの古語を意味する。
「みだれ」は水垂(みだれ)で雨を意味する。

●五月雨式

「さみだれしき」と読む。
梅雨時の雨のように、だらだらと途切れながらも物事が続くこと。

●五月闇

「さつきやみ」と読む。
五月の雨が降る頃の暗さ、曇り空も多いことから昼間についてもいう。また、夜も真の闇になること。

●五月の鯉の吹き流し

「さつきのこいのふきながし」と読む。

鯉幟(こいのぼり)のように、腹の中が空であることから腹に何のわだかまりもなくさっぱりしているという意味。

また、江戸っ子の気質を言い表した言葉。

 

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